DVDが再生できない(リージョンコード変更)
DVDが再生できない際の対処法についてご案内いたします。
DVDが再生できない(リージョンコードの変更)
・DVDが再生できない原因
・リージョンコードとは
・対処法
・リージョンコードの変更方法
・変更回数の上限を超えた場合の対処法
・リージョンコード一覧
DVDが再生できない原因
下記症状の場合、「リージョンコード制限」の可能性があります。
※機器故障の可能性もございます。
症状1:海外で購入したDVDが再生できない。
症状2:国内で購入した海外のDVDが再生できない。
症状3:突然DVDが再生できなくなった。
リージョンコードとは
・DVDなどの販売・利用地域など流通エリアを限定し、国ごとに価格設定などを行うためにある、「再生を制限するためのコード」です。
・流通エリアごとで、パソコンやDVDレコーダー・ゲーム機などの「ソフトを再生する機械側」と「再生ソフト側」にそれぞれリージョンコードが設定されています。
対処法
「再生する機械側のリージョンコード」を「再生ソフト側のリージョンコード」と同一のものに変更することでDVDの再生ができます。
※リージョンコードの変更回数の上限は「5回」。(工場出荷時にリージョンコードの設定がされていた場合、変更回数の上限は「4回」。)
リージョンコードの変更方法
1. タスクバーの[スタート(Windowsアイコン)]をクリックします。
※[Windowsキー]+[Eキー」を同時押しでも可能
2. 左のナビゲーションペインから「このPC」に移動します。
3.「デバイスとドライブ」から「DVDドライブ」を探します。
4.「ドライブ」の「プロパティ」を開き、[ドライブ]を右クリックし、[プロパティ]を選択します。
5.「ハードウェア」タブに移動します。
※タブはDVDドライブのプロパティウィンドウの上部にあります。
6. タイプが「DVD/CD-ROMドライブ」と表示されているデバイスの「プロパティ]を開き、一番下の[プロパティ]をクリックします。
※ドライブの名前は、コンピュータに搭載されているDVDドライブのタイプによって異なります。
7. 新しいウィンドウが開き次第、「DVD Region(DVD地域)」タブをクリックします。
8. 地域名をクリックすると、その地域向けのDVDが再生されます。
※その下に、現在の「リージョンコード」と、右上のリストから国を選択したときに設定される「リージョンコード」が表示されます。DVDのリージョンを色分けした地図と、それに対応するリージョン番号です。
9. [OK]をクリックし変更を保存します。
・リージョンコードの例
日本:リージョンコード「2」
アメリカ:リージョンコード「1」
中国:リージョンコード「6」
全国で再生可能:リージョンオール「0(ALL)」
※リージョンコードは「0」~「8」まであり、各国に割り当てられています。リージョンコード一覧はページ下部にあります。
変更回数の上限を超えた場合の対処法
変更回数の上限を超えた場合は再生ができなくなります。
・ファームウェアのアップデート
リージョンコードの設定内容は光学ドライブのファームウェア(プログラム)に記憶されているため、ファームウェアのアップデートでリセットされることもあります。ただアップデート自体は稀なためあまり期待はできません。
・光学ドライブの交換
上記の対処法と比較し、一番安易な対処法かと思われます。
※リージョンオール「0(ALL)」(リージョンフリー)が設定されている光学ドライブであれば、その都度リージョンコードを変更せずとも、再生が可能になります。ただこの設定になっている光学ドライブはあまり市場に出てこないため、購入自体が難しいと思われます。
リージョンコード一覧
DVD
主な地域リージョンコード
「0(ALL)」リージョンオール(リージョンフリー)
「1」アメリカ・カナダ
「2」日本・イギリス・フランス・イタリア・ドイツ・スペイン・南アフリカなど
「3」韓国・香港・台湾・マレーシア・シンガポール・フィリピン・タイ・ベトナムなど
「4」オーストラリア・アルゼンチン・ブラジル・メキシコ・ニュージーランドなど
「5」ロシア・インド・パキスタン・モロッコ・ケニアなど
「6」中国
「7」未使用
「8」国際線(航空機、船舶)
Blu-ray
主な地域リージョンコード
「A」日本・アメリカ・カナダ・メキシコ・ブラジル・韓国・台湾・タイ・マレーシア・シンガポールなど
「B」イギリス・フランス・イタリア・ドイツ・スペイン・ポルトガルなど
「C」中国・ロシア・インド・モンゴルなど